2024 卒業制作

イセザキ・クロニクル -消えゆくファサードを受け継ぎ創る未来-
石井万葉 築理会賞学科最優秀賞非常勤講師賞横浜一の繁華街だったイセザキモールにおいて、解体された建物のファサードを取り込み旧いものから新しいものを作り出しながら変化する建築は、この街の未来の象徴となる。
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原っぱのスタジアム
黒川陸 学科優秀賞商業施設と複合した、開かれたスタジアムはあるべき姿だろうか。「原っぱと遊園地」での考えの下、これまでとは異なる開き方である「原っぱのスタジアム」を創造する。
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かけらから紡ぐあなただけの物語
加賀雛乃 学科優秀賞私が作ったかけらよりあなたがこのまちで紡ぐ物語を考えてほしい。きっとまちの印象や場の捉え方はあなたの経験、自身の持つスケール感が作用したものになっているはず。
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地方役場構想 -衰微する機能と展開する庁舎-
川野研登 奨励賞多様な分野でDX化が進められている今、役所もまたその例外ではない。役所の機能は縮小していき、建物の大半を占めていた執務空間と窓口の必要性と庁舎の在り方が問われる
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都市を守る水塔
大野将太郎 奨励賞人々は雨水を厄介者として避け、整備されたインフラは雨水の行方を隠す。都市を守る水脈空間の中に人々の親水空間を創造し、人々が水と共生する都市空間の提案。
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水天一碧 -高層ビルと緩斜面堤防の再考による川辺再生-
阪野孝太朗 奨励賞水辺再開発により整備された高層ビルと緩斜面に対し、3つの手法を用いて、活性化する川辺活用・護岸整備に向け、斜面堤防と高層ビルを一体的に設計する。
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小景は潜む -山に眠る情景への足がかり-
宮川葵衣 奨励賞山には大地と木々が織りなす暗がりの中で、心奪う情景が潜んでいる。これは、山を訪れる人がその情景にふと気づく瞬間を作り出す、山への足がかりとなる建築の提案である。
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スケールの横断 -袖ケ浦における共有空間の再解釈-
板橋杏 奨励賞生活には他の人と共有する空間が無数にある。それぞれの共有空間のスケールは異なる特徴を持つ。様々なスケールの共有空間を横断的に再設計し、居心地の良い空間を造る。
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終活駅 -未来へ還る場所-
大塚誠也 奨励賞駅は役割を終え、自然と調和しながら静かに変化してゆく。記憶を抱き、新たな風景を紡ぐ、未来への架け橋となる場所。
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ランブルの迷宮 -環境と対話する遊歩道-
原由佳 奨励賞効率化された動線に一石を投じ、偶然性と多様な歩行体験を生む。単なる通路ではなく、人々の視点を解放し、生き方そのものを問い直す象徴として公園に新たに誕生する。
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動的平衡の中で -都市型ビオトープによる人間と生物の共生-
原田悠生 奨励賞人間優位に動く都市社会の中で生物たちの居場所は少ない。人間と生物が共生するような都市型ビオトープにより、互いに対等に関わることでバランスを保つ動的平衡を目指す。
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足元から まち はもっと面白くなる -ラドバーン方式住宅街の再編-
石川愛菜 奨励賞クルドサックや網目状に広がる遊歩道。美しが丘にあるたくさんのポテンシャルをラドバーン方式の再編から活かし、このまちをもっと面白くする。
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あわえをひらく、暮らしをひらく -避難と共生する生活空間の再生-
西川ナナ 奨励賞私は、徳島県南部漁村に見られる、人が一人通れるほど細さの路地“あわえ”で、事前復興と、生活空間としての道の再生を目的に、古民家の改修について考えました。
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世界が黙るとき
北健三郎 奨励賞<没入>と<俯瞰>という観察者の状態に注目して、都市との関係性を変化させることで都市に<静寂>を作り出す提案。
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まちの視点場、わたしの居場所
田中陽 奨励賞周囲の流れを感じる視点場が居場所を作るのではないか。立体回遊型美術館を設計し、人・自然・土木を操作し新たな視点場を創出、谷の街で流れる豊かな時間が人の心に残る。
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たてもの が見えたとき
中村廉プログラムのための空間のうらに隠れているたてものの要素たち。商業施設の象徴的な壁・強い柱梁を強調することで利用者は隠れていたたてものを見つける。
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子どもの遊び場、大人の居場所 -これからの小学校建築について-
上田真帆将来の小学校のあり方を提案する。地域全体での見守りの目を増やし、子供が自由に活動できる場所や時間を広げ、大人にとって新たな地域交流の拠点が提供される場所とする。
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共棲 -分かち逢う棲み家-
天野祥汰社会から切り離された空間になっている棲み家。日常生活でまちとのつながりを感じることができる集合住宅を提案した。柴又のコミュニティは伝播していく。
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揺らぐ境界 -新宿駅西口地区再開発の代替案-
磯田健太再開発が進む新宿西口。解体が予定されている坂倉準三のスロープを使って人の流れを構築し、流動的な広場を作ることで断片化した都市の要素をつなぎ合わせる提案。
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品川水景 -消えた流れ、今蘇る-
糸山なつ美宿場町として栄えた品川と裏手に流れていた目黒川。埋立てにより、水は遠くなり人々との関係は薄れていった。かつての豊かな水と人の関係を再生するために何ができるか。
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GALLERY COLOR -DIC川村記念美術館晴海移転計画-
井上悠太東京移転が予定されているDIC川村記念美術館の晴海移転計画である。東京都心でありながら広大な水盤と庭園を持つこの美術館は、すべての色を引き立たせ、内包する。
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The Sensory Frames -この世界を感じるということ-
浦中美里普段の生活の中では無意識下にある、視覚、聴覚、嗅覚、触覚を、建築を介することで認知できる空間を提案する。きっとこの世界がもっと美しく、愛おしく感じられる。
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PERCEPTIVE COMPOSITION -偶発空間と知-
岡田知之情報過多社会における知とノイズの関係およびその間に生まれる問題について、空間の持つリズムに注目して建築的に解決を試みる。
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残響を追って -備忘録としてのプロムナード-
小田華奈子建築物の建て替えが進むと、元あったまちや建物は簡単に忘れられていく。この社会の記憶喪失を防ぐための備忘録としてのプロムナードを音風景から設計した。
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Fukunomori
男松大輝私たちが日々着ている服は、無意識のうちに異なるジャンルやルーツが交わっている。ファッションの多様な森の中で探索することで、服と人の交わりを体験する店舗の提案。
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交わり、織りなす -千丁町での新しい藺業のかたち-
折原朱音
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エンコードの連鎖
勝俣友梨私はまちにあるエレメントや建物などの「モノ」がまちの個性や魅力を生み出すことに気付いた。本提案では、モノの力を生かし、日常に発見と楽しさをもたらす空間をつくる。
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まちの息吹にわたしを重ねて
門倉明香里今の暮らしには物理的・心理的に立ち止まり、自分やまちに意識を向けるゆとりがない。刻々と変化するまちの姿に目をむけ、ふと自分の存在に立ち返る歩行空間と公園の提案。
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温故創新 -故き温ね新を創る-
川口蒼天大地震や津波、その被害をゼロにすることは現実的でない。まちが壊滅されるという、避けられない事態を受け止めることを前提としたコミュニティの在り方が必要ではないか。
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街を映す伏線 -西日暮里駅再構想-
齋藤花乃乗り換え動線の様々な場所に「伏線」をちりばめることにより、行くごとに伏線回収ができ、街に対する視野が広がり豊かな体験ができる駅を階段の特性を用いて提案する。
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木造密集を間引いた後に -街区の真ん中で何が起きるか-
坂本慶次木造密集地では火事が後を絶たない。今の開発では時間がかかりすぎることや、その街特有の財産や風景を失いかねない。風景と人の命の両方を守る街の不燃化を提案する。
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玉結び -駅前を行き交う単糸の縒り合わせ-
櫻井彩名一本の単糸は他と縒り合わさることで、より太く丈夫な糸となる。駅周辺において目的地へと行き急ぐ真っすぐな動線が、地域住民の線と結ばれる接点をつくる。
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生き返る空間 -旧根岸競馬場一等馬見所の保存と改修-
柴田祐典根岸森林公園に建つ旧根岸競馬場一等馬見所は現在建物内に入れず、廃虚と化している。その建物を保存、改修することで建物の持つ魅力を再び輝かせる。
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創造の痕跡 -巡る素材と制作拠点-
島田七海素材とモノの循環の中で自分自身が作り手となり制作し、使い手となり消費する。素材とモノ、つくることと消費することが絶えず巡る建築の提案。
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醸すとき、薫る風景
鈴木祥保発酵の力は、静かに時間をかけて物語を紡ぐ。この過程を街に落とし込み、街を「発酵」する手法を提案する。時とともに香り立つ風景。その中心に、「発酵」の力を感じる。
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SPUREN -ベルリン・フリードリヒスハイン現代美術館-
高橋周大ある不確かな記憶から、写真のコラージュが空間のコラージュになるという仮説を立てた。この仮説がマテリアル、ダダイズム、ベルリンへと連想する中でSPURENは生まれ
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かすかなる天気の移ろい
田村康輔天気は時代や場所を問わず様々な様子を見せてくれる。かつて人々は肌でその変化を感じ取っていた。再度、天気を見て、聞いて、浴びて、触れることができる空間を提案する。
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語らいのための建築 -会話のプロセスの空間化-
寺本和香子中之島の商人文化に着想を得た、会話のプロセスを空間化する建築。共有体験を通じ語らいを生み、人々の関係性を深め、都市で失われた「語らいの場」を再生する試みである。
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Canal Echoes -journey of sight and sound through Suzhou Pingtan-
童于倩未活用の空間やインフラ施設を再構築し、視覚と聴覚を通じて当地特有の文化体験を深化させる。河沿いに小型施設や建築を配置し、水と陸の流れを活かしながら、訪問者に時代
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街に上書く
中島悠私はこの街に、線を上書きする。今回、「書」をテーマとした。グリッド上の街に、新しく引いた線は、単調な街並みに動きを与える。
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ART PARK
中村卓登私たちは建物を住まうための「物体」として見てしまう。この固定概念は建築が建物以上の「なにか」になる可能性を留めている。今回この固定概念を破壊する公園を提案する。
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路地で紡がれるわたしの居場所
橋本彩乃再開発により一瞬でまちは塗り替えられ、地域住民は疎外感を感じ、居場所を失ってしまう。再開発によって生まれた都市の歪みに地域の拠点をつくる。
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ラットウ・プロア -小さな種が大木を育む-
広田真理カンボジアの貧困問題に対し、収入源を農業から陶芸にうつし未来への可能性を創るとともに、今を生きる子供たちが‟お金”から開放されるための小学校を提案する。
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POP LINE -霞ヶ関をつなぐ浮遊路-
松澤佳奈霞ヶ関で職場のサブスペースを建物外部に引き出し、地上や隣接する省庁と結ばれる浮遊路を提案する。開かれた浮遊路は人の流動性、開放性がある豊かな環境をつくりだす。
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再転写真世界 The Rebirth of Vision
丸尾隆仁写真で撮った世界を現実の世界に拡張・再転写することでカメラと人々の視点を一致させ、従来の建築とは異なる建築空間経験・解釈を生み出すことを目的とする。
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知覚転倒の家 -日常の行為はいかに変容しうるか-
光安天舞私たちが普段扱っているものや空間は、そのもの自体の意味を考えることなく、みな同じように使っている。そんな当たり前を転倒させる住宅を設計する。
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非熟練者、あるいは熟練労働者の;あるいは私のための
三輪知弘空間を占拠することで、消費は生産に変わり、人間の創造性によって建築内の物事が繋がったり、繋がらなかったりする。建築の全体像は体験する人によってバラバラである。
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私たちはゆらめきのほしにいる
山本夏生“今”という瞬間が、一瞬の積み重ねと連続で成り立っているとき、無数の、絶え間なく変化する“ゆらめき”がある。内にいてもゆらめきに気づく空間であって欲しい。
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The Converging Point -A Dialogue Between the Plateau Wetlands and Urban Extension-
李シン妍都市と湿地公園の間に未利用地において、観光客、地元住民、学校関係者が交流できる空間を提案する。湿地とチベット文化の特徴を融合させ、多様性に富む場を目指した。
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